意外と知らないネスレとネスカフェの違い ネスプレッソやドルチェグストも

あかね先輩

コーヒーに詳しくなくても「ネスカフェ」や「ネスレ」という言葉を聞いたことが無い人は少ないでしょう。
 
しかし「ネスカフェ」と「ネスレ」そして「ネッスル」についてちゃんと区別がついている人は実はそこまで多くないのではないでしょうか。

みさき

ネスカフェってコーヒーのあれでしょ？ネスレは…あれ？

あかね先輩

この辺はネーミングは似ていて混同しがちなので、まずは「ネスカフェ」と「ネスレ」そして「ネッスル」の違いについて解説していきます

多くの人が日々の生活の中でコーヒーを楽しんでいますが、「ネスレとネスカフェの違い」についてはっきりと説明できる人は意外と少ないかもしれません。

特に、ネスレが提供する豊富なコーヒーマシンラインナップ、例えば「ネスプレッソ」、「ネスカフェ ドルチェ グスト」、そして「ネスカフェ バリスタ」の違いについて理解している人はさらに少ないでしょう。

この記事では、これらの人気製品を取り巻く混乱を解消し、ネスレとネスカフェの違いについて、それぞれの特徴ついて詳しく解説していきます。

実は違う！意外と知らない「ネスカフェ」と「ネスレ」「ネッスル」の違いは？

先にネスカフェとネスレの違いについてまとめると以下の通りです↓

「ネスレ (Nestle)」が会社名：スイス本社の飲料企業

「ネスレ」はスイスに本社を置く世界最大の食品・飲料企業の名称です。様々な製品を扱っており、中でもコーヒー製品は世界中で愛されています。日本国内だと日本法人としてのネスレ日本を差す場合が多いです。

公式ページ：ネスレ日本 企業サイト

対して「ネスカフェ（NESCAFE）」は、ネスレが製造・販売するコーヒー製品のブランド名です。

インスタントコーヒーをはじめ、多種多様なコーヒー商品を展開しており、世界中で広く知られていますね。

一方で、「ネッスル」という名前は、1994年まで日本でのネスレ社の呼び名（英語読み）でした。1994年以降、本社の呼び名と同一の「ネスレ」というフランス語読みに変更されています。

公式：ネスカフェ | ブランド |ネスレ日本

実際に「ネスカフェ」のブランド製品のページは、ネスレ公式ページの中に「ブランド > ネスカフェ」という形で設置されていることからも分かります。

みさき

なるほど💡ネスレが会社名でネスカフェが商品ブランドの名前だったのね。確かに「ネスカフェ バリスタ」とかいうものね
というかネスレってスイスの会社だったのね。

という事で、「ネスカフェ」＝ネスレ社が提供するコーヒー製品のブランド、そして「ネッスル」＝過去のネスレの日本での社名、そして「ネスレ」は現在の社名というのが結論です。

このように、これらの用語は密接に関連しながらも、それぞれが異なる意味を持っていることが理解できると思います。

ネスカフェは、1938年にネスレによって発売されたコーヒー製品ですが、その名前はネスレの「Nestlé」とコーヒーを意味する「Café」を組み合わせた造語で、このネスカフェというブランドがコーヒーに特化したブランドである事を示しています。

ネスカフェは、ブラジル政府からのコーヒー豆生産過剰対策としての製品化要請に応えて開発されました。ネスレは1930年から開発を始め、1937年に加熱によるスプレードライ製法でインスタントコーヒーの製品化に成功し、1938年4月1日にスイスで最初に提供開始されました。これがネスカフェの始まりです。

ネスカフェのロゴの意味

ネスカフェのロゴの意味についても見ていきましょう。見覚えがある人も多いと思いますが、ネスカフェの以下のロゴはその歴史と品質を象徴しています。

2014年9月1日から使用されている現行のロゴは、過去のロゴデザインをベースにしながらも、現代的な感覚を取り入れてリニューアルされました。

特に、「F」の後の「E」の部分のアクセントが赤色に変更されたことが特徴で、この赤色は、ネスカフェが提供する情熱的で活力に満ちたコーヒーの味わいを象徴しています。

また、ネスレのロゴにも見られる「鳥の巣」マークは、創業者の家紋に由来しており、家族を大切にし、世代を超えて製品を提供する企業の姿勢を表しています。

このように、ネスカフェのロゴには、同ブランドの伝統と信頼、そしてコーヒーへの深い情熱が込められています。

更にネスレやネスカフェと似た言葉で「ネスプレッソ」「ネスカフェ ドルチェ グスト」「ネスカフェ バリスタ」と言った似た単語もあるので、こちらも一緒に解説していきます。

「ネスプレッソ」「ネスカフェ ドルチェ グスト」「ネスカフェ バリスタ」はそれぞれ、ネスレの提供する異なる特徴を持つコーヒーマシンで、一部では「ネスカフェ三大コーヒーメーカー」とも言われています。

ここでは、「ネスプレッソ」「ネスカフェ ドルチェ グスト」「ネスカフェ バリスタ」の違いを簡単に説明していきます。

「ネスプレッソ」はネスレの提供するカプセル式のコーヒーメーカー

「ネスプレッソ」は、エスプレッソやアメリカーノなど、本格的なコーヒーを楽しめる製品です。専用のカプセルを使用し、一定の圧力でコーヒーを抽出することで、バリスタが淹れたような味わい深いコーヒーを自宅で簡単に楽しむことができます。特にコーヒーの品質にこだわりたい方におすすめです。

参考：「ネスプレッソ」公式ページ

「ネスカフェ ドルチェ グスト」は幅広い種類が作れるカプセル式のコーヒーメーカー

次に「ネスカフェ ドルチェ グスト」は、コーヒーだけではなく、カプチーノ、ラテマキアート、ホットチョコレートといった幅広いドリンクを楽しめるマルチドリンクシステムです。カプセル一つで様々な種類のドリンクを手軽に作ることができ、家族それぞれの好みに合わせて使用することができます。ドリンクのバリエーションを求める方に最適です。

参考：「ネスカフェドルチェグスト」公式ページ

「ネスカフェバリスタ」はインスタントコーヒーや粉末で作れるコーヒーメーカー

最後の「ネスカフェ バリスタ」（正式名称は「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」）は、インスタントコーヒーや粉末コーヒーを使って、手軽に本格的なコーヒーを楽しめるマシンです。一般的なインスタントコーヒーを使いながらも、特殊な抽出技術により、お店で飲むような豊かな味わいのコーヒーを提供します。コストを重視し、かつ手軽にコーヒーを楽しみたい方にぴったりです。

参考：「ネスカフェバリスタ」公式サイト

このように、ネスプレッソは本格的なコーヒーを、ネスカフェ ドルチェ グストはバリエーション豊かなドリンクを、ネスカフェ バリスタは手軽かつ経済的にコーヒーを楽しみたい方にそれぞれ適しています。あなたのコーヒーに対するニーズに応じて、最適なマシンを選択してみてください。